2010.07.10
学校保健委員会
新南陽高校の学校医をさせて頂いています。先日、学校保健委員会が開催されました。学校保健委員会とは、学校の先生方、PTA委員の方々、保健委員の生徒さん、我々校医、薬剤師さんなどが出席して、健康診断や体力測定の結果の報告などを行います。今年は「喫煙と健康」というひとつのテーマがあり、私も喫煙による健康被害とニコチン依存症の話をさせて頂きました。その資料として、タバコのパッケージの警告文が欲しくて、コンビニでタバコを買いました。学生時代に買ったことがないわけではないけれど、久しぶりでドキドキして、人気のない朝5時に行きました。初めて知ったんですけど、両面に違う警告文があるんですね。これだけ書いていても喫煙される方はあまり読んでいないみたいですが・・・喫煙者の防衛機制として、「タバコの害についての情報を意識的に避ける」というのがあるらしいですからね。今から成人していく方々は、これらの害を知らないでは済まされません。ニコチン依存が形成されると、上記のような防衛機制等の「誤った思い込み(認知の歪み)」をするようになるそうです。そうならないようにしっかり考えてもらいたいと思いました。