2011.11.19
秋の夜長の音楽
秋の夜長の音楽っていうより、もう冬って感じの日もある今日この頃ですが、
雑誌『BRUTUS(ブルータス)』の11/15号で、『気持ちいい音楽。』特集があったので、私にとっての“気持ちいい音楽”“メロウな音楽”を考えてみました(考えるほどのことでもないんだけど)。
ちなみに“メロウ(mellow)”とは、(果物が)熟している、(酒が)芳醇な、(音・光などが)豊かで美しい、といった意味があります。
まずは、キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』
んんん~メロウですな。秋の夜に染みわたりそうです。
(早寝の私には実は秋の夜長なんてのはないんですが…)
このCDを初めて買ったのは予備校の頃ですから、25年前。ちょうどソニーのCMに使われていて、美しすぎる旋律に思わずCDショップに駆け込んだのを覚えています。初めて買ったジャズのCDでもあります。
このアルバムは、プレイボタンを押すとすぐ始まるのです。どのCD聴いてもそう。だから、聴く姿勢を整えて、呼吸を整えて、オシッコ行くなら済ませて、プレイボタンを押さないと、最初の緊張感あふれる美しい旋律を最初から味わえないんです。もう少し最初の余白が欲しいです。
キース・ジャレットの音楽は美しいものが多いのですが、その裏腹に、このひと唸り声がすごいんです。
調子に乗ってくると、美しい旋律の後ろで、ウーウー唸りながら弾いている(苦笑)
慣れるといいんですけどね。
是非、一度聴いてみて下さい。
あと、曲では、
シャーデーの『kiss of life』でしょうか。
これは自分の結婚式でもかけましたが(自分で全部音楽は選曲・編集したので)、いつ聴いてもメローな気分になれます。これも20年以上前の曲になりますが色褪せませんね。
まだいっぱいありますが、最近聴いて“気持ちよい”と感じているのは、
波多野睦美さんの『サイレント・ヌーン』です。
美しくて、優しくて心が癒されます。