元気スイッチ

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院長日記

2020.03.03

新型コロナウイルス感染症情報⑨

東京で在宅医療を展開される悠翔会の佐々木淳先生が3月2日にFaceBookにアップして下さった記事からです。下記の厚労省のホームページもご覧下さい。
これらから我々が取るべき行動としては、軽い風邪症状でも、「コロナかもしれない」という意識のもと、クラスター(患者集団)を発生させやすい場所(閉鎖空間、至近距離で交わりがある活動)を避ける、高齢者や基礎疾患をお持ちの方との接触をさけるといったことが必要なのだと思います。
なんでもかんでも自粛・中止となっていますが、日々の生活、社会活動もしていかねばなりませんので、きちんとした標準予防策をベースに、メリハリある行動も大切かと思います。皆さん、頑張りましょう!
以下、佐々木先生のFB記事、本文です。
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「新型コロナウイルス感染症対策の見解」として、新型コロナウイルス厚生労働省対策本部クラスター対策班が分析した内容に基づき、専門家会議において検討した結果が報告されています。
「この一両日で明らかになったこと」として、以下の3点が明文化されています。
新しい啓発ポスターもそれを反映したものになっています。
(1)症状の軽い人からの感染拡大
これまでは症状の軽い人からも感染する可能性があると考えられていましたが、この一両日中に北海道などのデータの分析から明らかになってきたことは、症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられることです。なかでも、若年層は重症化する割合が非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると考えられます。
(2)一定条件を満たす場所からの感染拡大
これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていません。
一方で、一定条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。 具体的には、ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント等です。このことから、屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上交わることによって、患者集団(クラスター)が発生する可能性が示唆されます。そして、患者集団(クラスター)が次の集団(クラスター)を生むことが、感染の急速な拡大を招くと考えられます。
(3)重症化する患者さんについて
これまでにわかってきたデータでは、感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も、約半数は回復しています。
重症化する患者さんも、最初は普通の風邪症状(微熱、咽頭痛、咳など)から始まっており、その段階では重症化するかどうかの区別がつきにくいです。
重症化する患者さんは、普通の風邪症状が出てから約5~7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至っています。

※上記内容が掲載されている厚労省のHPです。こちらも是非!
https://www.mhlw.go.jp/s…/seisakunitsuite/newpage_00011.html