元気スイッチ

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院長日記

2020.05.08

昨夜の満月をみて…

今月16日は当院ライブラリーで歌手アン・サリーさんのライブを予定していました。
しかし、ご承知のとおりの新型コロナの影響で中止となってしまいました。
年明けの時点では、「5月頃には収束しているんじゃない?」なんて甘い期待もありましたが、次第に拡がり、ライブハウスがクラスターと批判される状況にもなり、中止やむなきとなりました。

昨夜の美しすぎる満月を見、サリーさんの『満月の夕』を聴き、改めて悔しさを噛み締めました。

私はアン・サリーさんがデビューされた頃から好きで聴いていましたが、2〜3年前から知人、同級生がガンになったりすることが増え、サリーさんの曲を意識して聴くことが多くなりました。
そんな中、サリーさんの『満月の夕』と『ほほえんであげましょう』を聴き、涙が止めどなく溢れてきました。
当院にはガンや難病で闘病されている方もおられます。患者さんを支えるご家族や、患者さんを看取られ、未だ深い悲しみを抱えている方もおられます。また、そんな皆さんを一生懸命支えようとしている医療や介護の専門職種もいます。
そんな皆さんと是非一緒に、サリーさんの歌を聴きたいと思いました。

アン・サリーさんは現役の医師です。実は私と同じ、循環器領域を専門とされており、高血圧の研究で留学されたジャズの本場ニューオリンズでジャズの腕を磨かれた方です。
で、単純な私は、ライブに行って、直談判すれば、同じ医師だから当院のライブラリーでライブしてもらえるんじゃないか?と安易に考えました(苦笑)。でも、ちょっぴりシャイな私は自分ではよう言わんもんですから(山口弁)、スタッフに「お前たちに重要なミッションを託す!」とチケットを与え、直談判させたのでした(笑)。

一緒に来られる予定だったギターの小池さんもとてもよい方で、また、マネジメントされるご主人の快諾もあり、5月16日に、大変我儘にも、最初に、患者さんやご家族などを中心としたチャリティーライブ、次に一般の方を対象とした2部制のライブを企画していたのでした・・・

まだ、一般に告知する前でしたし、チケットを販売していたわけでもないので、ライブを生業にしていない我々には何の痛手もありませんが、アーチストやライブを企画する方、ライブハウスを運営する方々は本当に大変だと思います。
新型コロナが落ち着いて、また、様々な芸術活動が活発になることを祈っていますし、いつかきっと、アン・サリーさんのライブを実現したいと思っています。

今、新型コロナで皆さんの心が不安で覆い尽くされていると思います。
この曲は、もともと阪神大震災のときに『ソウル・フラワー・ユニオン』というグループが作った曲ですが、曲が素晴らしく、歌い継がれ、サリーさんもそのお一人です。サリーさんは、アルバムにいくつかのバージョンを収録されています。
YouTubeで検索されると、実際に歌っておられる動画とともに聴くことも可能です。
また、『ほほえんであげましょう』はアルバム『森の診療所 Capter2』に収録されています(『満月の夕(2018ver.)』も)。
今、必死に頑張っているすべての皆さん聴いて頂きたい曲です。

さあ、新型コロナを乗り越え、笑顔を取り戻せる日が来るよう、力を合わせて頑張りましょう!!

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ほほえんであげましょう(『森の診療所 Chapter 2』より)
Ann Sally(アン・サリー)
作詞:辻倫明 作曲:林あきひと 編曲:中村タイチ

自分にほほえんであげましょう
前向きに生きてるご褒美に
真っ白柔らかあの雲のように
ふんわりと
ほほえんであげましょう

自分にほほえんであげましょう
あなたを愛したご褒美に
空に浮かぶお日様のように
ぽかぽかと
ほほえんであげましょう
ほほえんであげましょう

※アルバムは『Song X Jazz』のHP(http://www.songxjazz.com/)から購入可能。