2022.12.31
私の愚痴のような一年の振り返りより・・・
先日、患者さんに、「待合の情報画像は更新しないのか?一年前から変わってねえぞ!」とご指摘を頂きました。
そうでした、春ぐらいから変えていなかったかもしれません。
愚痴のような振り返りにも書きましたように、かなり多忙で、コロナにも慣れてきて、新しい情報を追っかけるのをやめてました(恥)。
そんなわけで、コロナのトップランナーである佐々木淳先生(悠翔会)のFB記事、忽那賢志先生(大阪大学)のYahoo!記事、玉井道裕先生(諏訪中央病院)のおなじみの「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」の最近のものをアップします。
まず、佐々木先生の今のコロナに高齢者が感染するとどうなるか?の感覚的なものは、私と本当に一致しています。
以下、本文より抜粋。
「それでも新型コロナに感染すると(僕の限定的な経験からですが)要介護高齢者は10人中4人は衰弱が加速(食事が摂れなくなる・寝たきりになる)、うち1人は在宅酸素(心不全増悪・誤嚥性肺炎併発なども含む)が必要な状況になります。6人は軽微な症状(発熱や咽頭痛のみ)で治癒します。衰弱が加速した4人のうち2人もその後回復しますが、残る2人はそのまま衰弱が進行し、明らかに死期が早まる印象があります。コロナを乗り越えても、1~2カ月のうちに亡くなってしまう人が少なくありません。インフルエンザでも感染を機に衰弱する人はいますが、ここまでではありません。ワクチンのおかげで「コロナ肺炎」で亡くなる人は激減しましたが、高齢者にとってはいまだに脅威であることには変わりはありません。」
以下、本文より抜粋ですが、
「それは、救急医療の一時的な機能低下も、感染した高齢者が亡くなるのも、ワクチン未接種者の重症化や後遺症も、その程度のリスクであれば許容できる、現在の社会活動を制限する必要はない、という暗黙の了解があるということでしょうか。感染拡大も収束も、個々の判断の積み重ねが生み出すもの。多数が「これはまずい」と感じれば感染は収束するし、そうでなければ感染拡大は続く。つまり、いまの状況は、社会全体の意思と言ってもいいのかもしれません。」
「結果として日本では、法的拘束ではなく社会全体(個々の行動)に委ねられ、今があります。マスクの適時着用なども定着してきました。いい形でソフトランディングできてきている、みんなそう思っています。僕もそう思っていました。先月までは。ほんとうにそうなのかな。」
本当に同感です。
忽那先生は、オミクロン、今のコロナを総括して下さっています。
記事はこちらをクリック_「オミクロンは世界をどう変えた?コロナは風邪になった?2022年振り返りと今後の展望 #日本のモヤモヤ」
Yahoo!ニュース 12月28日の記事
玉井先生の「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書 オミクロン株BA.5編」はこちらから。他にもいろんなバージョンあります。
PDFファイルはこちらをクリック_オミクロン株BA.5編
諏訪中央病院のHPはこちら_説明書色々_ダウンロード先はこちら