元気スイッチ

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院長日記

2014.09.22

日本医師会生涯教育セミナーにパネリストとして出席しました。

山口県日本医師会生涯教育セミナー『COPD診療最前線~かかりつけ医におけるCOPDの診断と治療~』のパネリストとして参加して参りました。

これは『COPD診療にいかに取り組むか-新ガイドラインに沿った診断と治療-』というテーマで平成16年度から日本医師会、各県医師会の主催で、日本医師会生涯教育セミナーとして開催されているもので、座長をされた國近尚美先生(山口赤十字病院内科部長)が半年前から、内容等を企画されてきたものです。

私は『われわれが明日からできること』というパネルディスカッションで登壇させて頂き、専門医でない、かかりつけ医の立場で、どのようにCOPDを診断、治療しているか?COPDでは繰り返しやすい急性増悪時をどのように回避し、対処しているかを述べさせて頂きました。大それたことは全くしていないので(できていない)、ありのままの自分を出すことで、難しく考えずともいいんだ、できることから関わればいいんだと思って頂ければと思って発言させて頂きました。

第一部では我々のような非専門医にとっては難しい身体所見の取り方、肺機能検査についてレクチャーがあり、第二部では東北大学教授の黒澤一先生のガイドラインに沿ったわかりやすく、詳しいお話があり、大変勉強になりました。

山口県は呼吸器専門医が本当に少ない県です。来年には山口大学に専門講座ができるようですが、専門医が、各市町の基幹病院に赴任してくるのはまだ先のことになると思います。それまで、非専門医である我々がしっかりと患者さんをサポートしていかねばと思っています。

※「COPD」とは:慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)のことで、たばこ煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気です。肺胞が破壊されて肺がスカスカになり、咳や痰が増え、進行すると息切れや呼吸困難で動けなくなる病気です。