元気スイッチ

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院長日記

2015.12.03

メディカルケアステーション(MCS)動き出す!

ついに『メディカルケアステーション(MCS)』が動き出しました!

正確には登録し、使用を開始しました。

この二年間、在宅医療と介護に関わる多職種の連携ツールとして何がよいか?ずっと探していましたが、なかなかこれ!といったものがありませんでした。

7月に行った在宅医療学会で『メディカルケアステーション(MCS)』に出会い、それを仲間に紹介し、開発会社にも説明に来てもらったりして、ようやくようやく使用開始しました!ちょっぴり感無量です(涙)

あ~っと、そうそう『メディカルケアステーション(MCS)』ってなにか?

これは『LINE(ライン)』のようなイメージで、情報をやり取りするコミュニケーションツールです。

LINEはセキュニリティに問題がありますが、これは医療介護現場での使用のために開発されていますから、セキュリティの問題はクリアしています。電子カルテを携帯端末で見るようなイメージではなく、患者さんの情報の中でも、多職種間で共有したい情報を書き込み共有するものです。

従来の連絡ツールは、直接会う、電話、ファックス、手紙、メールですが、これらは二者間での情報のやり取りであり、直接会う以外顔は見えません。

このMCSでは、患者さんの情報を同時に多職種間で共有できること、そして何より患者さんのページに、その患者さんに関わる職種が顔写真で並びますから、「顔の見える関係」が構築されます。我々医師ってやつは、訪問看護以外の職種は誰が関わっているかわからないことが多いのです。特に私のようにひとの名前と顔を覚えるのが苦手な人間は・・・(恥)。でもこれだと、「この患者さんのケアマネは○○さんで、こんな顔している人なんだな」とか、「ヘルパーさんはここの事業所の○○さんが関わっているんだ」とわかるわけです^^

今後、これが周南全域で使えるようになって、今よりももっと「顔の見える関係」が構築できれば患者さんやご家族にとって有意義なものになると思っています。

我々医師会では、周南全域での使用を目標にしていますが、患者さんの情報を扱いますから、個人情報の取り扱いなど運用上のルール作りも必要かつ重要です。

まずは我々のMCS準備委員会内で試用(使用)し、MCSをよく知り、ルール作りをしていく予定です。

ログインしてみると、次から次に反応が・・・♪

来年中には周南全域での使用にこぎつけたいと思っています!

「MCS準備委員会」をポチッとクリックすると

上に準備委員会のメンバーの顔写真が並びます。こんな感じで情報やり取り、共有します。フェイスブックの「イイね!」ボタンのような「了解!」ボタンもあります^^