元気スイッチ

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院長日記

2022.03.05

プーチンの今の行動は…

山口県のマンボウ(蔓延防止措置)は解けましたが、解けた影響もあるのか、コロナの拡大が止まりません。
とくに学校現場で拡がり、その親御さんから病院や施設に入ってきている状況となっています。
そんな状況どこ吹く風、コロナってなんだってけ?言わんばかりに、ロシアがウクライナに侵攻し、毎日、ウクライナがどうなるのか?ロシアが次に何すんのか?心配でなりません。
ニュースを見て、この紛争の真実を少しでも理解し、先行きを知りたいと必死で専門家の意見を聞いています。
そんな中、毎日新聞の記事にとても面白く、プーチン大統領の理性を失ったかのような行動が腑に落ちるものがありました。
医師である米井嘉一先生(同志社大学教授)の『医師が、69歳のプーチン大統領を見て感じること』(3月4日)です。
これを読むと、「あのプーチンの判断とは思えない」等と、専門家も理解に苦しみ、先読みできないプーチンの行動が理解できる気がします。
でも、それが本当なら、こんな人に政権握らせてはいけないし、それは是非、ロシアの人々、特にロシアの高官に気づいて頂きたいし、そんな人に、原爆のボタン押されて世界が滅びては堪らない。プーチンは「ロシアのない世界なんって!」って言うのかもしれませんが・・・

黄色文字をクリックすると毎日新聞の記事にジャンプしますが、有料記事なので全ては読めません。
医師が、69歳のプーチン大統領を見て感じること_2022年3月4日_米井嘉一(同志社大学教授)

内容を抜粋すると、
パニック状態への対応方法
(前略)その一つが、認知症のために興奮状態やパニック状態に陥ったおじいさん、おばあさんをなだめるという場面です。
(中略)パニック状態に陥るのは、それなりに理由があります。主に考えられるのは「恐怖」です。「自分に危害を加えられるのではないか」と思ったり、周りが敵だらけに見えたりして、「怖い」「逃げたい」と思い、興奮してパニックのような行動に出てしまうのです。
(中略)野生動物の本能は、生きるためのえさの獲得や異性の獲得に向けられます。そのために「闘う」か、自分よりも強い相手に遭遇した時には「逃げる」のです。パニック状態に陥った人は、そんな本能に従って、相手が敵か味方かを判断しています。
ひとたび「敵」と見なされたら、それはもう大騒ぎになります。
(中略)高齢者がパニック状態を起こしやすくなるのは、加齢に伴って脳の機能に少しずつ変化が生じるためです。
 「物忘れが増えた」「人の名前が出てこない」「よく眠れない」「涙もろくなった」「怒りっぽくなった」などなど、脳の変化の表れ方は人によって異なります。頭が固くなって柔軟な考え方ができなくなったり、ものごとに固執するようになったりする変化もあります。こだわりの対象もいろいろです。お金や財産、地位や名声、あるいは過去に受けた恨みが忘れられないどころか、次第に増幅することもあるのです。
そこで、私が思い出したのが、ロシアのプーチン大統領です。現在69歳、脳内に変化が起きてもおかしくない年齢なのです。ウクライナへの侵攻という暴挙に出た後、米国内の有力議員からプーチン氏の精神状態を疑問視する声が上がっているという報道もあります。
(中略)プーチン氏をこのような行動に追い立てた要因は何だったのでしょうか?
(中略)そして今、北京オリンピック・パラリンピックの期間中に、挙動がさらに過激になっています。何かに追われ、破滅に向かっているのに、自制をかけられない状況なのではないでしょうか。ウクライナや西側諸国が、闘わねばならない「敵」に見えているのかもしれません。診断するとしたら「強迫性神経症」、あるいはその一歩手前のように見えます。
強迫観念とは、頭から離れない考えのことです。その内容が「不合理」だとわかっていても、頭から追い払うことができない状態です。強迫観念から生まれた不安にかきたてられた行動が「強迫行為」です。自分で「やりすぎ」「無意味」とわかっていてもやめられない行動を指します。プーチン氏の現在を見ていると、そんな状態が思い浮かびます。
(後略)