元気スイッチ

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院長日記

2022.08.14

新型コロナ第7波の真っ只中、目の前は本当に大変です

新型コロナ、「2類を5類に引き下げを」といった意見もある中、我々田舎の開業医は、今まで経験したことのないコロナの大波に直面しています。
まず外来に押し寄せる数が違います。当院では対応できるキャパを超え、お断りさせて頂くことも多くなっています。
周南市の休日診療所には、30人以上の患者さんが来たとも聞いています。
最近は高齢者の患者さんも多くなっています。
患者さん(感染者)が多くなると、臨床像もバラエティに富み、すごい勢いで色んなパターンを経験しています。
嘔吐・めまいで来た方がコロナだった(70歳台)、抗原検査陰性だったけど、倦怠感で動けなくなって救急車を呼んだら陽性だった(20歳台)、熱で動けなくなり救急搬送され、陽性と判明し、入院必要と判断されるも入院できず、病院ロビーで点滴し帰宅(30歳台)、転倒し救急搬送され、骨折と診断されるも、コロナ陽性(コロナ感染でふらついた様子)(70歳台)、コロナ感染は乗り越えたものの、その後食欲がなくなり死去(90歳台)…などなど
オミクロンBA5は重症化しないと言われていますが、数が半端じゃないので、コロナ病床の入院は増え、入院を断られるケースが増えています。
行動制限しないといけないとも思っていませんが、以前のように行動制限して抑え込もうとせず、「ウィズコロナ」というのなら、しんどくても、状態が悪くても、入院できなくても、思うような医療を受けれなくても、場合によっては最悪命を落としても許容する覚悟は持っておかないといけないのではないか?と思います。
そのぐらい我々最前線の目の前の状況はひっ迫しています。
堤防決壊ギリギリといった感じです。
都会ではずっとこんな感じで、それぞれの波を乗り越えて来たのかと思うと頭が下がります。
大阪大学の忽那先生のYahoo!JAPANの記事のリンク貼ります。
なんとか頑張って、第7波を乗り越えましょう!

新型コロナ オミクロン株BA.5による症状の特徴について 重症化する頻度やその時期は?_Yahoo!JAPAN_8月13日_忽那賢志

マスクを着けている人が多い日本の新型コロナ感染者数が、世界最多なのはなぜ?_Yahoo!JAPAN_8月6日_忽那賢志