昨日28日（土）をもって徳山中央病院研修医岡村海志先生の当院での地域医療研修が終了致しました。1ヶ月間、ご理解、ご協力頂きました患者様、ご家族様には感謝申し上げます。
岡村先生は、見た目のとおり、学生時代、アメフトとラグビーで身体を鍛え、高校教師を経て、医者になられた経歴をお持ちです。患者さんとのお話、説明は、その経験に裏打ちされた、落ち着きとわかりやすさ（当院のスタッフは言語化がうまい！と感心してました）で、素晴らしいなと思いました。安心して任せられたので、私は待合をウロチョロして、患者さんとのんびりお話したり、スタッフの動きを観察して、色んな気づきのある1ヶ月でした。
在宅医療では老衰のおばあちゃんに私と頻回に訪問してくれ、最後の看取りでは、一緒に身体を洗って綺麗にして下さいました。また、神経難病の方には、これから選択を迫られるであろう胃瘻、人工呼吸器装着に関する説明を丁寧にわかりやすく解説下さいました（さすが教師だなと感心しながら聞いてました）。
徳山中央病院では、重症患者さんが運ばれ、最先端・高度な医療を持ってしても、あっという間に亡くなってしまうこともあり、立ち止まる暇もなく次の重傷者が来ます。そんな中、人間らしさや、自分がそもそも医者になろうと思った原点を思い出したと言われてました。なぜだか、映画「天空の城ラピュタ」で「どんなに力を持っていても ロボット達を操っても、 土から離れては生きられないのよ」というセリフを思い出しました。
岡村先生ご苦労様でした。ご自分の経歴を強みに、懐の深い医者になって下さい！
（FBと同記事です）