元気スイッチ

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院長日記

2012.04.27

ロタの季節だそうです

4月24日の朝日新聞朝刊に『ロタの季節 乳幼児ご用心』という記事がありました。

『ロタ』とは「ロタウイルス」のことで、「乳幼児にかかりやすく、下痢や嘔吐をおこすロタウイルス胃腸炎は、3~5月が流行のピーク」と書いてありまs。

(4月24日 朝日新聞朝刊より)

当院でもインフルエンザがゼロになったかと思ったら、毎日2~3人は下痢や嘔吐の症状の方がこられます。

(当院ではウイルス検査が施行しずらいので、ロタなのか?ノロなのか?細菌性なのか?厳密にはわからないことが多いのですが)

この「院長日記」にも以前書きましたが、昨年のゴールデンウィークに末っ子まゆまゆがこの胃腸炎に感染しました。

そんでもってそれが私にも飛び火しました(苦笑)。

記事には「ほかに比べ嘔吐と下痢が長引いたり急激に起きたりして、脱水症が起こりやすい。初めて感染したときや、生後6カ月から2歳までが最も重症化しやすい」とあります。

まゆまゆもちょうど1歳半のときで、脱水症からくるけいれん発作で入院しました。

幸い、先生の迅速な処置で後遺症もなく回復しましたが、子供がなると恐い病気だと思います。

ロタウイルスワクチンは昨年から接種可能にもなっているようです。まだ任意接種ですが(2回で3万前後だそうです)、助成する自治体も出ているようです。

早く周南市でも助成が始まればと思います。

さて、実際の症状ですが、子供は最初比較的元気だったりすると、歩き回りながら吐いたりしますからやっかいです。立った状態で吐くと、かなりの範囲に飛び散るようですから、広範囲の拭き掃除が必要になります。このときの消毒剤は『次亜塩素酸ナトリウム』(具体的には塩素系漂白剤やミルトン)です。

私はオムツ交換しているときにうつったと自分では思っています。

息を止めて交換するつもりが、目の前にオムツいっぱいの下痢便が広がったときに思いっきり吸ってしまったので(苦笑)。

私の症状は、最初倦怠感(体がだるい)が続き、夜は悪寒(キャンプ場のテントで寝ていたのもあるけど)、翌日、夕方から突然、滝のような下痢。

記事には「白色の便がでることも」とあるように、いわゆる「米のとぎ汁様」で、最初見たとき「なんじゃこりゃ~!!!!(松田優作風に、といっても決して便を手に取っていませんよ(笑))」

それからは1~2時間おきに滝のような下痢、下痢、下痢・・・

記事には「水分補給は、吐いた後すぐではなく、30分~1時間ほどして落ち着いてから」とあります。

私は嘔吐はありませんでしたが、下痢して少し水分摂取して(あまり飲むとすぐ出そうで・・・)、寝て、また催して、下痢して・・・と水分摂取が全然追いつかず、結局翌日に点滴2本して落ち着いた次第です。

脱水時にはやっぱり点滴って効くなあ~と思いました。

長くなりましたが、みなさん気をつけて楽しいGWを!