元気スイッチ

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院長日記

2013.05.30

ゴールデンウィークに奈良薬師寺に行き、大谷徹奘和尚さんの法話を聞き、そこでこの本を買いました。

「修行」に似た熟語に「修業」という言葉があります。「業」とは生きる術のことです。

それに対して「行」には「休みなく歩いていく」という意味があるそうです。

そして、「修行」という言葉の、「修」を「おさめる」ではなく、「なおす」と読んで、人生は修(なお)しながら行(すす)めばいいと教えて下さっています。

お経の中に「修菩薩行」という言葉があるそうです。

最初の文字と最後の文字を合わせると「修行」となり、その間に「菩薩」と書いてあります。永遠なるものを求めて、永遠に努力する人を菩薩というそうです。菩薩様が永遠に努力されているのですから、いわんや我々をやです。

裏表紙に「人間は一生をかけて「自分づくり」をしていくのです」とありますが、一生をかけて自分づくりをしていけばいいのだと知りました。

「修行」は、自分には困難、無縁と思っていましたが、人生を生きること自体が修行と知りました。

この言葉を知って、反省、後悔ばかりの自分に嫌気がさしていましたが、少しずつでも努力して進めば(行(すす)めば)いいんだと少し心が楽になりました。とはいえ、こんなになおし(修(なお)し)ながらでいいのか?とも思い、また落ち込みもしますが、気を取り直し進む(行む)毎日です。

そんな勇気を頂ける本です。

是非一度読んでみて下さい。