2013.06.06
春の患者会を行いました!
HOTの会の春の患者会が開催されました。
春は周南近郊で食事会を中心行い、ボランティア団体の方にお願いしてイベント(催し)もひとつ用意するようにしています。
今回は『かんぽの宿 光』で、今、在宅酸素療法中の患者さんが取り組まれるスポーツとして話題となっているフライングディスクを体験しました。
集合場所はいつもの新南陽市民病院。スタッフは30分前に集合して準備。
しばらくすると患者さんも集まってきます。皆さん病気を抱えておられ、病状も不安定だったりしますから、元気そうな顔を見るとホッとします。患者さん自身も会に参加するために体調管理を頑張られたりしています。
患者さんが来ると、熱の有無、体調の良し悪し、酸素の量等を確認して出発の準備をします。
そして10時半に出発~!と景気よく行きたいところでしたが、今回は患者会史上初の雨(涙)。
到着後、穏やかで美しい光の海を眺めることもできず、早速食事会開始となりました。
最初に、今回会長にご就任頂いた患者さんから「昨年のバス旅行で勇気を貰えた。引きこもりがちだったけど娘のいる名古屋に行くことができました。」とご挨拶頂きました。
駅の階段を大変な思いで昇り降りされたことなどもお聞きしましたが、会員の方の一歩を踏み出すお役に立てた事がわかり、本当に嬉しいお話でしたし、会員の方々も勇気づけられたようでした。
食事会は会員さん同士やスタッフとの会話も弾み盛り上がりました。
盛り上がった食事会の最後はカラオケ大会に突入!し終了。
その後は今回の目玉、フライングディスク体験!
我々が体験したフライングディスクは、「障害者フライングディスク競技」で、国体とともに行われる全国障害者スポーツ大会の正式種目でもあります。山口県にも「山口県障害者フライングディスク協会」があり、今回はその協会の方々に来て頂きご指導を頂きました。
屋外で思い切りディスクを飛ばしたかったんですけどあいにくの雨で、大広間でさせて頂きました。
競技には数m先の的を通す「アキュラシー」と、飛ぶ距離を競う「ディスタンス」がありますが、室内ですから「アキュラシー」を経験。
一見簡単そうなんですけど、実際、輪っかを通そうとすると結構難しい・・・皆さんも苦戦(汗)。でも、息切れも忘れて何度も狙って投げる姿は、童心に返り皆さん楽しまれているようでした(笑)
これを競技として取り組もうとすると、酸素を吸っている患者さんは、人一倍呼吸を整えて、投げないと正確には狙えませんし、遠くにも飛ばせないでしょうから、結構いいかもしれません。
「チームHOT」で大会に出場して、私は総監督で優勝して胴上げ?なんて、夢が大きく膨らみます(笑)
屋外で思いっきりディスクを飛ばすと気持ちよかったんでしょうが、とってもいい経験になったと思います。無心、無邪気になれるスポーツはやっぱりいいですね!
普段、スポーツをされることは皆無になられている方が多いので、久しぶりにスカッとする思いをされたのではないでしょうか?
協会の皆様、ご指導と面白いお話(笑)をありがとうございました!
協会の発展を心よりお祈り申し上げます。
協会の前田さんの楽しいお話(笑)
これが「アキュラシー」の的 これに通します
ペットボトルでボーリング大会♪