元気スイッチ

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院長日記

2017.05.19

『あ・うんネット周南』のワーキング会議

周南市における在宅医療介護連携推進事業である『あ・うんネット周南』の平成29年度、第2回目となるワーキング会議が開催されました。

今回は前回に引き続き「ICTを活用した情報共有ワーキング」と題し、多職種間での情報共有にどのようなICTが必要か?を考えました。

まず、前回のワーキングで出た意見を、「情報共有」「コミュニケーション」「閲覧」「手続き」の4つのカテゴリーに分け、現状での困りごとはなにかを洗い出し(例:電話では相手が留守なことが多い、主治医には電話しづらいなど)、ICT化の理想像をまとめました(例:スケジュール調整、同時に複数の人とやり取りできる)。

その後、3社(日立製作所、NTTdata、富士通)に多職種連携情報共有ツールのプレゼンをして頂き、その後、グループごとにブースで更なる質疑応答をしてもらいました。

最後に、実際のツールを知っての(多くの方が初めての経験)、感想をグループ討議し、グループ発表を行って終了致しました。

3社のツールのよい、悪いだけを話すのではなく、「ICTを利用した情報共有にはツール自体のセキュリティは勿論大事だが皆のモラルが最も大切」とか、「どのような情報をあげるのかルールづくりが大切」とか、「端末(iPadなど)利用に慣れていない人もいるので講習が必要」など、先も考えた意見が出てくるのが素晴らしい!と思いました。

周南医療圏ではこれから徳山医師会を中心に医療と介護の情報共有システムを検討・決定していかねばなりません。

その際の指標となる意見がたくさん出てきました。

多職種の皆さんの意見が活かされたシステムが導入されることを望みます。

プレゼンの順番に、左から①日立製作所、②NTTdata、③富士通

3グループに分かれて各社ブースで質疑応答

各グループの発表