2020.11.18
マスクの効果
これ、わかりやすいですね(岩田健太郎先生のFBより)。
今、徳山医師会としましては、インフルエンザ流行期に備えた体制強化、年末年始の体制強化、高齢者施設のクラスター対策など行っているところです。
しかし、東京はじめ、大都市等を中心に新型コロナの患者が増え、山口県内でも岩国市でもクラスター発生しています。
一方、週末のスポーツ大会、集会などの後より、嘔吐・下痢、発熱が出て、ノロウイルスと思われる胃腸炎で来院される方も出てきています(マスクしても子供は密集・密接するし、ついつい騒ぎがち。また、コンタクトスポーツや室内競技ではエアゾル回避は難しい)。
今日は高齢患者さんから、老「人会でバス旅行に行くが行っていいか?」と相談を受けました(県内発生も増えているのに、老人会のバス旅行なんてしなさんなよと言いたくなる)。
皆が動き、緩んでいると感じます。
それはなぜか?
国が「GoTo」と称し、旅行も飲食も後押ししているから。
「国が「いいよ」って言っているんだもの」ってなっちゃう。
経済を止めないというのはわかるけど、ここらでブレーキ掛けてくれないと(個人レベルの感染防御の強化を訴えてもダメと思う)、12月、1月は乗り切れないんじゃないだろうか?
図も示しているように、マスクすればいい訳ではありません。マスクをし、距離を置くこと。
でも、そもそも狭いところに何人も集まれば、いくら距離を置いても意味がない。また、そこに滞在する時間が長くなれば意味がない。ここが大事!
あなたが今感染していないのは、感染対策がバッチリだからではありません。周南市の方に限れば、周囲に新型コロナがいないからです。改めて感染対策の本質を見直しましょう!